■album 『purplink』 by inktrans liner notes
■album 『purplink』 DL page (bandcamp)
■inktrans link
blog「いんとらさうんど」
最初にinktransさんの作品と出会ったのはds-10で作られた曲をニコニコ動画内で探していた時でした。
「DS-10+で実験中」(現在非公開)というタイトルで公開されていたその曲は、メロディーや展開が美しく、しかもds-10で作ったとは思えないサウンドであったため、とても衝撃を受けたことを覚えています。
まだDTM歴自体は短いとの事ですが、現時点で既に高い技術をお持ちなので今後inktransさんの音楽がどのように変化していくのか非常に楽しみです。
今回のアルバム「purplink」は、全体の特徴として儚げな旋律と強めのリズムが絡んだ曲調ものが多く、端然とした美しさを感じました。そのような雰囲気の中にもどこか懐かしいような寂しいような気持ち感じさせてくれる部分もあり、とても独特の雰囲気を体感できるかと思います。
個人的には以下の4曲が収録曲中でも特にお勧めです。
■「Cradlesong」:どことなく和の雰囲気が漂っており楽曲的には一番inktransさんらしい作品。
■「僕の唄」:デフォ子の調声が素晴らしく、聴いた人が忘れないように深く耳に残す声が印象的です。後半の開放感がとても気持ち良い。
■「いんざばすたぶなう」:inktransさんの楽曲では珍しく明るく優しげなイントロが特徴。
■「甘露色の狐」:inktransさん自身よるボーカルを聴くことができ、高い歌唱力と録音技術も感じることができます。
liner notes by tom_atom
音楽クリエーター。youtubeやニコニコ動画での楽曲公開等の活動も行っている。硬質なテクノサウンドが特徴で、合成音声を用いたボーカル楽曲制作にも精力的。
■tom_atom link